治外法権(久保)
お彼岸のお墓参りのあと、母と篠田桃紅の作品展を見に行きました。
ニュースにも取り上げられていましたが、3月1日に107歳で亡くなった孤高の女性美術家です。100歳を過ぎたころのドキュメンタリー番組を見て、ひとり自宅で墨をすり特別の筆で一本の線を引く姿に衝撃を受け、その後何度か個展を見に行きました。「103歳になってわかったこと」という著作の中の「100歳はこの世の治外法権」という言葉に、その年になればなかなか想像できない風景が見えてくるのかなと妙に納得しました。YouTubeにも動画がありますので、よかったらごらんください。