チャイルドシートは正しく使用する(宅島)
。6歳未満の乳幼児に対してチャイルドシートを使用しなければならないことは、皆さんもご存知と思います。ところが、実際のチャイルドシート使用率は62.7%(平成27年/警察庁・JAF調べ)と4割の人は使用していないのが現状です。
乳児のころは、チャイルドシートに座らせるのはそれほど大変ではありません。しかし、少し大きくなってくると嫌がって泣いたり、自分で抜け出してしまうことがあります。そんなときに、お母さんが抱っこしていれば大丈夫!ということはなく、事故が起るとお母さんが子どもの体を押しつぶしたり、子どもだけがお母さんの手を離れ、フロントグラスに突っ込んだりとか、大変危険な状態になります。必ずチャイルドシートに座らせてください。
さらに気をつけたいのがチャイルドシートの取り付け位置です。
助手席に取り付けるとエアバックの衝撃を強く受けるため、説明書には「エアバックがある助手席には使用しないでください」等と記載されている場合が多いのですが、利用者の多くが助手席に設置している実態もあります。
しかし実際に今年2月、エアバックの圧迫が原因で、助手席の女児が死亡する事故も発生しました。
このような事故を起こさず、子どもの命を守るためにもチャイルドシートは後部座席で使用していきましょう。